高岡の祭りという事で学校がお休みになり学童保育もナシ…
うちは夫婦ともに富山市で働いているのでこれはなかなか困る。
あきちゃんは休めないとの事で私が会社を休んで
子供らと祭りを見に行く事にした。

実は昨夜宵山も見に行ったんだけれど
子供らのクラスメートも多く歩いていて時々挨拶していた
そういう姿が微笑ましい…
同じ高岡市でも私は郊外の小学校出身だったから地元感がないし
小学生時代はこのお祭りを見に行ったことはなかった。
しかしうちの子らにとっては地元の祭りという事になろう。

さて、7基の山車が巡行している旧町へ向けて歩く
もう午前11時を回っているのでだいたい坂下町の辺りだろうと目星をつけて
大仏さんを目指して歩いて行くと、大仏さんの袂から眼下の電車通りの方向に
4基程の山車が見えたから近寄って少し見る。
山車の上には裃姿の子供たちが座っているんだけれど
その中の体格のいい子が次男の名を呼んでいた。
『おともだち?』と次男に聞いたら頷いた。
スゴイなクラスメートが乗っているのか…

 

盛況!

その後『勢揃い式』を見るのに片原町交差点へと移動した。
いつもは銀行側の歩道に陣取るんだけれど
今回は客が比較的薄い神社側の方へと行ってみた。
アーケードの柱とかありあまり良い感じではないがまあ見れた。

保存会の会長さんの挨拶が印象的だった
少子高齢化により今後の祭りの運営が危ぶまれるが400年の伝統のある祭りなので
今後100年も200年も続くよう頑張って行きたいみたいな感じだったけれど、
それに答える形の市長の挨拶がぱっとしない。

うちの町内もそうだけれど、街中は人がどんどん流出している。

お年寄りはどんどん亡くなっていき若者は利便性の悪い地域に住まない
そんな訳で旧町の祭りの担い手なんてどんどん減るばかりで、

この先100年どころか10年先も真っ暗ではないか?


それに対して若いだけの市長は答えを持っていないようだ。
まあ新興住宅地に住んでいる人に理解できないのだろうなぁ…
子育てもそうだが金さえ配れば良いってものではない。
山車の上に座っている我が子のクラスメートたちが
背負っているものは何とも重いものだなと思う。

 

こっち側からだと背景のビルが気になるね…

勢揃い式が終わったら山車はまた巡行に行く。
私らは露店が出ている高ノ宮通りへと向かいまずは例年同様ケバブを食べた。

 

コレが好きで…


それから関野神社の境内で射的をやり、その後けずり苺など食べていると
長男のクラスメートたちが来たので長男にそっちに合流するよう促す。
『いいの?』と不思議な返事だったが
小6なら親より友達と一緒にいた方が嬉しいだろう…
ということで私と次男でまた山車を見に行く。
しばらくしたら休憩に入ったところで山車の上に座っていた子供らが降ろされる。
多分じっと座っているのも苦痛なのだろう
先程まで死んだような眼をしていたのに、下に降りると走り回っていた。
次男のクラスメートがいたので一緒に写真を撮ってあげた。
裃の子たちは実にイキイキしているが次男は少し気後れしていた
そこは一緒に元気に笑って欲しかったな…

その後、食べ足りなかったので山町筋を歩いてキッチンカーで供される
ホットドッグを購入して食べた。今日は肌寒く石油ストーブが焚かれ
その周りで観光客のおじさんと談笑しているとすっかり遅くなってしまう。

 

注文受けてから焼くのだろうか?結構待った…

長男はどうしただろうか?と思いながら急いで帰宅すると
『おそいよ~』と第一声で家の前で待っていた(汗)
聞けば30分ほど待っていたらしい。つ~かお前が早いわ!
この長男には友達たちと時間を忘れて楽しむぐらいの豪胆さがあったらなぁ…
そして別れる時に持たせた2千円も使ってなかった…う~む、お前ってヤツは
鍵を持たせるべきだったかな?はたまた親にだけ繋がる電話を持たせるべきか?

まあ何事も経験だ。30分程度の待ちぼうけは大した事無いだろう。